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DMEスパルタンのご説明の前に、まずはDMEについておさらいです。
DMEは、ダイレクトメソッド(直接教授法)とよばれるメソッドをもとにつくられています。ダイレクトメソッドは、基をたどれば第二次世界大戦中に軍隊で使用されていたアーミーメソッドや、1800年代後半に発明されたシリーズメソッド、ナチュラルメソッド等の要素が融合されてつくられたメソッドとされています。
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ダイレクトメソッドを一躍有名なメソッドに仕立て上げたのは今でも数々の大手企業等が使用しているベルリッツです。アメリカの語学教育家、Mr.ベルリッツによって開発された、ダイレクトメソッドを基にしたメソッドをベルリッツメソッドと呼びます。
その後、1960年代にイタリアのベルリッツスクールで働いていたMr.カランによって、いままでベルリッツスクールで働いた経験を生かしてイタリア人生徒のためにつくられたのがカランメソッドとなります。
しかしながらカランメソッドには古い英語表現や単語、(おじいさん世代の使う英語の言い回し)文法理解がないがしろにされている、生徒は質問に答えるだけという一方通行のメソッドである、といった問題がみられたため、長年カランメソッドをはじめとするダイレクトメソッドを教えていたポーランドの教師陣により、カランメソッドの弱点も解決したメソッドが開発されました。そして出来上がったのがDMEメソッドです。
DMEメソッドが他のダイレクトメソッドと決定的に違うのは、一般的なダイレクトメソッドの長所である部分を受け継ぎながら、不足とされていたグラマー部分が強化され、レッスンにはインタラクティブな手法も用いられていること、また、3年〜4年毎にテキストの内容がアップデートされるため、生徒さまは常に最新の内容・語集でタイムリーな話題をもとに英語が学べること、さらにレストランや空港、お店などで想定されるシチュエーショナルな場面を想定したエクササイズもあり、ダイレクトメソッド史上、最も斬新かつ効果的に、楽しく英語が学べるように作られているという点です。
そして今回イングリッシュベルで新たにご提供するのが、DMEスパルタンです。
SPARTAN(スパルタン)は辞書で引くと:(古代)スパルタ(人)の、スパルタ式の、武勇の、質実剛健な、厳格なという意味です。これだけを見ると、レッスンはきっととても厳しくて何度もダメだしを受けるに違いない・・・と思われるかもしれませんが、それはちがいます。
簡単にいうとDMEスパルタンクラスは、先生の質問に答えたあと、生徒様が同じ質問を先生になげかけ、先生はそれに答えるという繰り返しで成り立ちます。
一般的なダイレクトメソッドのレッスン手法ですと、生徒様は基本的に質問に答えるのみで、質問をする側に立つことはありませんでした。(DMEではコミュニュケーションエクササイズで少し質問する場面がありますが)その結果、現実的に質問するという場面においては積極的にできない方々が多くおられます。
特にカランメソッドのオリジナルの方法である”間髪入れずに先生が答えを言ってリードしていく”手法では日本語を母国語とする日本人にとってはあまりにも難しすぎ、レッスンをしても復習をしっかりしなければ途中でついて行けず結局は質問に対して答えることすら満足にできないままステージだけが上がってしまうという状態に陥ってしまいます。
イングリッシュベルでは2008年の開校当初にオンラインスクールでははじめてカランメソッドを導入し、カランメソッド教本通りの手法でレッスンをご提供しておりましたが、たくさんの生徒様にご利用いただく中で上記の問題点に気づき、トライ&エラーを繰り返しながら、より日本人の生徒様に合うようにメソッド手法を形作っていきました。そして2009年、より柔軟でアップデートされたDMEメソッドを導入し、レッスン手法は日本人向けに現在の、「基本的に先生はすぐに答えを言わず、生徒様に言っていただく。間違えた部分を指摘しながら、ある程度すらすら言えたら次の質問に移る。」という流れに変わっていったのです。
DMEスパルタンでは生徒さまが質問をする機会をさらにもうけて、常時インタラクティブなレッスンにすることで、生徒さまのスピーキングの量も増え、質問することにも慣れると同時に、学んでいるターゲット語彙やセンテンスをより深く理解することが期待できます。
先ほど、ダイレクトメソッドからはじまるDMEの生い立ちをご説明しましたが、ダイレクトメソッドはもともとアメリカやヨーロッパで作られ、特にヨーロッパ各地で人気が出たメソッドとなります。ここでは英語とヨーロッパ諸国の言語が似ているという点に注目したいと思います。こちらをご覧ください。
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これはヨーロッパ各地のそれぞれの言語で「代理店」の意味の単語を並べたものです。 それぞれ少し語尾の音は違いますが、見た感じほとんど同じですね。それに対して日本語は「代理店」です。文字も音も見た感じも全く異なります。このようにヨーロッパ諸国の言語は英語と近い関係にあるのに対し、日本語は文字も音も文法も全く異なっているのが分かります。
以下は日本の言語アカデミーDiLAによる、「日本人にとって学びやすい外国語、難しい外国語」を研究した結果です。
出典:https://dila.co.jp/business/policy/
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これを見ると、アメリカ人にとってフランス語・ドイツ語・イタリア語・スペイン語などヨーロッパ諸国で使われている言語は学びやすい言語であることがわかります。そして日本語はアメリカ人にとって学ぶのが最も難しい言語の一つということがわかります。
これはヨーロッパ諸国の言語を話す人たちにとっては、英語は学びやすい言語であるということ、また日本人にとって英語は学ぶのが難しい言語だということがわかります。
この事実を踏まえると、 ダイレクトメソッド(直接教授法)で日本人学習者が英語を学ぶ際に、ヨーロッパの人たちが学ぶ場合とそのまま同じメソッド手法(先生が間髪入れずに答えを言ってリードする)を用いるのは効果的ではない可能性があると考えるのが妥当といえます。
この点、DMEメソッドなら生徒様も質問をする場面も設けられていたり、各種エクササイズも導入されていてインタラクティブな内容になっていること、また生徒の母国語によってメソッドの進め方に柔軟性があるという点が大きな利点となります。
さらにDMEスパルタンクラスなら、毎回質問する番が回ってきますので、最初は情報量が増えて『脳内パニック』が生じるかもしれませんが、慣れてくるとインタラクティブなやりとりがゲーム感覚のようにも思えて楽しく感じ、あなたの英語脳はさらに活性化する>ことでしょう。
レッスンの流れはシンプルです。
まず先生が2回、質問を繰り返します。( 以下、例文となります )
Is a jet aircraft fast ? Is a jet aircraft fast ?
これに対して、生徒さまは回答します。
Yes, a jet aircraft is fast.
続けて同じ質問を先生にします。
Is a jet aircraft fast ?
これに先生が回答します。
Yes, a jet aircraft is fast.
回答するときはもちろん今まで通りに誤りがあった場合は先生が指摘しますが、質問をするときも誤りがあった場合は先生から指摘されます。動画でその様子を見てみましょう。(イングリッシュベルチアリーダーたちも登場します。)

DMEスパルタンレッスンの様子

2回のレッスンが
無料で受けられます!
無料体験レッスン
DMEスパルタンレッスンの際のレッスンの進め方には以下のような決まりごとがあります。レッスンのご予約前にご一読ください。
  • 生徒様の質問する番の際、質問は1回のみしていただきます。先生のように2度言う必要はありません。
  • 時間をなるべく短縮するため、先生が答える際はテキストブック記載の通りに回答します。
  • コミュニケーションエクササイズはスキップします。
  • 文法説明の質問で長いものはスキップします。
  • DMEスパルタンクラスのレッスン方式はDMEのBook1のUnit3以降から始まります。DMEをはじめてお受けになられる方でDMEスパルタンクラスをご利用の場合、Book1のUnit2までは通常と同じDMEクラスのレッスン方式となります。
  • 既にDMEを学ばれている方で途中からDMEスパルタンへ移行されたい場合は現在進んでいるページと同じページから移行していただけます。少しページを戻りたい等ご要望がございましたら直接担当させていただく先生へお申し出ください。
  • DMEスパルタンは基本的にはDMEのスタンダードのみございますが、DME KidsやDME Teensでスパルタン方式でレッスンされたい場合はDMEスパルタン対応の先生へお申し出いただければ個別にご対応可能です。
  • レッスン開始時の前回のレビューや、ジェネラルレビューもスパルタン方式で行われますが、2ndジェネラルレビューについては通常のDMEのレッスン方式で行われます。
もっと聞きたい!私にメソッド学習はあってるのかな?
メソッドを熟知したイングリッシュベルのスタッフが
あなたの悩みやご相談にお答えします。
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メソッドや英会話学習についてどのような事でも構いませんので、お気軽にメールにてお問い合わせください。なるべく早いご返信を心がけております。
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