【第7回】成長を見える化!英語学習の成果を実感する3つの方法

「成長してる気がしない…」は、英語学習の最大の落とし穴
英語学習を続けていると、多くの人が必ず一度はこう感じます。
- 「最近あまり伸びていない気がする…」
- 「あれ?前より話せなくなってる?」
- 「頑張っているのに成果が見えない」
実はこれ、学習が停滞しているのではなく、成長に“気づいていない”だけであることがほとんどです。
英語は筋トレのように、“やったその場ですぐ成果が見える”ものではありません。
だからこそ、変化を“見える形”にしないと、努力はしているのに自信は減っていく、という状態に陥ってしまいます。
逆にいえば、成果を見える化できれば、英語はぐんと楽しくなり、継続力が一気に上がります。
今回は、学習者の多くが効果を実感している
「英語の成長を見える化する3つの方法」
を、実例とともにご紹介します。
① 自分の英語を録音・録画しておく
「聞こえない成長」が「はっきりわかる成長」に変わる
英語学習の成果を可視化する方法として、もっとも即効性が高いのが 録音・録画 です。
初めは恥ずかしいと感じる人も多いですが、効果は絶大です。
▽ 比較するとこんな変化が見える
- 文のつなぎがスムーズになっている
- “間”が短くなり、返答が速くなっている
- よく使うフレーズが自然になってきている
- 発音がおぼつかない部分が改善されている
特にオンライン英会話では、レッスン録画や録音機能を活用すれば、客観的に自分の英語力を確認できます。
▽ おすすめの習慣
- 週に1回「1分だけ」話す練習を録音
- 毎月1回、同じテーマで話して比較
- レッスン録画を1〜2分だけ見返す
「うわ、意外と話せてる!」という感動は、英語学習を続ける上で最強のエネルギーになります。
② 学習ログを取る(アプリ・手帳・メモなんでもOK)
「見える努力」が自信に変わる
英語学習者が挫折する理由の多くは、
「頑張っているのに、成果が見えない」
という感覚です。
逆に、日々の学習を“目に見える形で残す”だけで、継続力は劇的に上がります。
▽ ログに残すとよい項目
- 今日覚えた単語・表現(2〜3個でOK)
- 言えなかったフレーズ
- 講師に褒められたところ
- レッスンの気づき
- 学習した時間
内容が長い必要はありません。
1行でも良いので、**「やったことが見える」**状態にしておくことが大切です。
▽ 学習ログのメリット
- 継続日数が伸びていくのを見るだけで嬉しい
- 弱点が見えて、レッスンの選び方が上手くなる
- 振り返りができ、成長の実感が増える
- 「こんなに頑張った自分」を認められるようになる
オンライン英会話のレッスン履歴やフィードバックも、立派な学習ログです。
③ 定期的に“同じ課題”に挑戦する
比較ができると、成長が数字でわかる
学習の成果をもっとも正確に測れる方法が、
同じ課題を繰り返し解くという方法です。
▽ おすすめの課題
- 毎月同じ英検の過去問の1ページ
- TOEICの模試のPart3だけを月1で見直す
- Picture Descriptionで同じ写真を説明
- Small Talkで毎月同じテーマを話す
▽ 比較すると気づける成長
- 読むスピードが上がっている
- 聞き取れる音が増えている
- 以前より長く、自然に話せている
- 単語選びがより適切になっている
「前は難しいと思っていた部分が、今日は簡単に感じる」という気づきは、学習を続ける大きな励みになります。
成果を感じるための“補助ツール”も活用しよう
▼ レッスン録画・フィードバックの振り返り
講師からのコメントは、自分の強みや課題を知るための貴重な材料です。
「以前より指摘が減った」「褒められるポイントが増えた」などの変化は、大きな成長の証です。
▼ クラス内の“できること”で判断する
同じクラスを続けていると、自然とレッスン中の変化がわかるようになります。
たとえば
- 返答までの“間”が短くなった
- 以前より長い文で話せるようになった
- 質問の意図が理解しやすくなった
- 先生の英語が聞き取りやすくなった
これは、テストでは測れない「実際に使える力」の成長です。
▼ カウンセリングで成長ポイントを言語化してもらう
日本人カウンセラーは、レッスン履歴や学習状況から
「伸びている部分」「改善するともっと良くなる部分」を整理してお伝えします。
自分では気づきにくい成長を言語化することで、
「ちゃんと力がついている」という安心感につながります。
成長を実感できる人は、学習が続く人
努力が見えると、
「続けてよかった」
「もっとやってみよう」
という気持ちが自然に生まれます。
英語学習の成功は、才能でもセンスでもありません。
“成長に気づける仕組みを持っているかどうか”が継続を左右します。
録音、ログ、同じ課題への再挑戦。
この3つのどれか1つでも習慣にできれば、英語の伸びは必ず実感できます。
焦らず、比べすぎず、変化を認めながら進んでいきましょう。
次回は、「マンネリを防ぎながら学習を続けるコツ」についてお届けします。


