【第3回】「やる気が出ない日」こそ差がつく！モチベーションに頼らない学習法

「今日はちょっと気が乗らない…」という日こそ差がつく

英語学習を続けていると、必ず出てくるのが “どうしてもやる気が出ない日” です。

• 仕事でヘトヘト
• 家事や育児で精一杯
• 気持ちが落ちている
• なんとなく集中できない

これは誰にでも訪れる“普通のこと”。
問題は、「やる気が出ない日＝ゼロの日」が続き、学習リズムが崩れてしまうことです。

一方で、英語が続いている人たちは、
“やる気がない日でも続けられる仕組み” を持っています。

つまり、継続できる人と続かない人の差は
“やる気の量”ではなく“仕組みの有無”。
ここに気づくと、英語学習は格段に楽になります。

続けられる人は「やる気を前提にしていない」

多くの学習者が、
「今日はやる気があるから頑張れる」
「やる気が出たらまた始めよう」
と、気分に学習のペースを任せがち。

しかし、続いている人は真逆です。

• やる気に左右されない方法を用意している
• “最低限やること”が決まっている
• 気分が乗らない日ほど“ハードルを下げる”

つまり、モチベーションを必要条件にしない仕組み があるのです。

やる気は波があって当たり前。
だからこそ、気分が乗らない日をどう扱うかで結果が確実に変わります。

やる気がなくてもできる！3つの工夫

① 「1分で終わること」を用意しておく

疲れている日、忙しい日、気持ちが沈む日。
そんな日は、“1分英語”で十分 です。

• 単語アプリで1語だけ確認
• 簡単な英文を1行読む
• 好きな英語フレーズを1回音読
• 英語音声を1分だけ流す
• レッスンの教材を開くだけ

これでOKです。

1分だけでも「英語に触れた」という事実が積み重なり、
ゼロの日を作らずに済む＝習慣が途切れない。

そして不思議なことに、
「始めてしまえば1分以上やれる」
という日が意外と多くあります。

大事なのは“やる気の有無ではなく、触れたかどうか”。
1分だけでも続けることで、未来のあなたの英語力が確実に変わります。

② 行動を“自動化”しておく

やる気に頼らないもっとも強力な方法が 行動の自動化 です。

• レッスンは毎週同じ時間に予約しておく
• 予習の時間をカレンダーに固定する
• 朝のルーティンに英語ニュースを組み込む
• 通知やアラームで「英語時間」のスイッチを入れる
• スマホの一番見える場所に英語アプリを置く

こうすると、
やる気があってもなくても“動き出せる状態”が整います。

「やるかどうか考える」ことが習慣化の最大の敵。
自動的にスタートできる仕組みがあれば、気分は関係なく続けられます。

③ 「とりあえず5分だけやる」ルール

英語学習の一番高いハードルは 始めるまでの数秒 です。

だからこそ、
「5分だけやって、やめてもOK」ルール が効果的。

始める前の心理的ハードルが一気に下がり、
実際に始めてみると、
「意外ともう少しできるかも」
と思える日もあります。

これは心理学でも知られる「作業興奮」と呼ばれる現象。
始めることでスイッチが入る という自然な反応です。

気分が乗らない日ほど、
“5分だけ” の小さなスタートがあなたを助けてくれます。

小さな行動が積み重なると、やる気は“後からついてくる”

よく「やる気が出ないからできない」と考えがちですが、
実は順番は逆で、

行動する → 結果が出る → やる気が生まれる

という流れでモチベーションは育つものです。

• 昨日も続いた
• 少しずつできるようになってきた
• 英語が習慣に近づいてきた

こうした“続けられている感覚”が、
やる気を後から作り、さらに行動を後押しします。

最初に必要なのは、やる気ではなく 小さな行動。
その積み重ねが未来の英語力を作ります。

まとめ：「気分が乗らない日」をどう扱うかが継続のカギ

英語力が伸びる人は、
やる気がある日だけ頑張る人ではありません。

• やる気がない日でも“最低限”をこなす
• 行動を自動化して習慣にする
• 小さなスタートを積み重ねる

この3つを押さえるだけで、学習リズムは崩れにくくなります。

次回は、
「小さな目標が継続のカギ！効果的な英語のゴール設定術」 について詳しく解説します。

あなたの英語が、もっと自然に、もっと無理なく続いていきますように。

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