【第2回】英語学習を“生活の一部”にする!続ける人のルーティン術

「英語を勉強するなら、机に向かってしっかり時間を取らないと——」
そう考えてしまうと、忙しい日はどうしても“今日は無理”になりがちです。

でも実際に英語力を伸ばしている人たちは、
“毎日長時間やる人”ではなく、“毎日少しずつ続けられる仕組みを持っている人”。

仕事・家事・育児で忙しい人でも、英語を日常にうまく馴染ませれば、
時間がなくても、やる気がなくても、自然と続けられるようになります。

ポイントは、「英語を特別扱いしないこと」 です。

新しい習慣をゼロから作るのは難しいですが、
“すでに毎日やっている行動”に英語を合わせると、一気にハードルが下がります。

例えば…

  • 朝のコーヒータイム → 英語ニュースを3分読む
  • 通勤・通学中 → ポッドキャストで英語を聞く
  • お昼休憩 → 単語アプリで5語だけチェック
  • 夜の歯みがき後 → 英語で1行だけ日記を書く

これは「習慣の連結」と呼ばれる方法で、
“何をしようかな…”と迷う時間がなくなり、行動が自動化されていきます。

また、
「〇〇の後に英語をやる」
とセットにしておくと、忘れにくくなり継続率も大幅にアップします。

オンライン英会話は「時間があるときにやろう」と思うほど、受けなくなります。

続けられている人の多くは、
“固定のレッスン時間”をスケジュールに組み込んでいる人です。

例えば…

  • 毎週火・木の朝 7:00
  • 平日22:00から1コマ
  • 土曜の午前中に2レッスン連続

レッスンを予定に入れておくことで、
「やるかどうか」ではなく “時間になったら自然と始まる” 状態にできます。

これはジムや習いごとと同じで、
“予約する”こと自体が習慣化の入り口 になるのです。

さらに、レッスンをルーティン化すると…

  • 予習・復習のタイミングも安定
  • 英語に触れる時間が確保される
  • 学習リズムが一定になる

と、学習効果も大きく高まります。

人は“できたこと”が見えると続けたくなるものです。

学習を可視化するだけで、やる気は倍増します。

こんな方法がおすすめです:

  • カレンダーに英語をやった日をチェック
  • スマホのメモに“今日やったこと”を一行だけ記録
  • アプリの連続学習記録をスクリーンショットで残す
  • 毎週日曜に“できたことリスト”を作る

特に効果的なのは、「〇が並ぶカレンダー」
たとえ1分しか英語に触れていなくても〇をつけてOK。

「今週もちゃんと続いてる」
「ここまで積み上げられた」
という視覚的な達成感が、習慣化を大きく後押しします。

英語学習が続かない人は、完璧を目指しがちです。

  • 今日は30分できなかったからゼロ
  • 予習ができなかったからレッスンは取りやめ
  • 3日空いたからやる気がなくなった

このサイクルは習慣化の大敵。

続けている人は、
「できなかった日は“ミニマム英語”でOK」
と割り切っています。

例:

  • 1分だけ英語音声を流す
  • 単語を1つだけ覚える
  • レッスン予約だけしておく
  • 明日のレッスンのページを開くだけ

これでも「英語に触れた」と言えます。
小さな積み重ねが、後から驚くほど大きな差を作ります。

「英語は朝やるべき」「夜のほうが頭が働く」などの情報に左右されがちですが、
大切なのは “あなたの暮らしに合う形で” 続けること。

  • 朝が忙しい人は、夜に1分英語
  • 夜は疲れてしまう人は、通勤中に音声学習
  • 在宅ワークの人は、休憩のときに英語ニュースを読む
  • 子育て中の人は、子どもが寝た後にアプリ5語だけ

続けられない習慣は、どれだけ理想的でも意味がありません。

英語は生活にフィットさせてこそ続くもの。
“自分にとって無理のない方法”が何より正解です。

英語を“特別な勉強時間”にしてしまうと続きません。
一方で、生活の中に自然に英語が入り込んでくるような習慣が作れると、学習はぐっと楽になります。

  • 既存の行動にくっつける
  • レッスンを予約習慣にする
  • 学習を見える化する
  • 完璧を目指さない
  • 生活リズムに合わせる

これらの工夫が、あなたの英語学習を支える土台になります。

次回は、
「やる気が出ない日こそ差がつく!モチベーションに頼らない学習法」
をお届けします。

あなたの英語が、もっと自然に、もっと楽に続いていきますように。