【第3回】日常英会話をもっと身近に。生活に“使える英語”を育てるクラス活用法

「つぶやき英語」から“伝わる英語”へ
「Can I have a coffee, please?」
「Where is the nearest supermarket?」
こんな一言でも、自分の言葉で伝わった瞬間は大きな達成感がありますよね。
英語学習を続けていると、
- あいさつだけの会話から卒業したい
- 言いたいことをきちんと伝えたい
- 日常の出来事を自然な英語で話したい
という思いが少しずつ出てきます。
English Bellの日常英会話クラスは、そんな気持ちに寄り添い、
生活の中で“実際に使える英語”が身につくよう設計されたカリキュラムです。
ARCSモデルで「日常に使える英語」を引き出すレッスン設計
日常英会話クラスの教材には、学習者のモチベーションを高める
ARCSモデル(注意・関連性・自信・満足感) が取り入れられています。
これは英語学習を続ける上で非常に重要な要素が、自然とレッスンに組み込まれる仕組みです。

● Attention(注意:探求心を引き出す)
レッスン冒頭は、「面白そう」「話したくなる」と感じる問いからスタートします。
例:「料理は好きですか?」「最近ハマっていることは?」
答えやすい話題で、自然と会話に集中できる環境を作ります。
● Relevance(関連性:日常と結びつく学び)
扱うテーマは、趣味・家族・買い物・健康・仕事など、実生活に直結したものばかり。
「この表現すぐに使えそう!」と思える話題だからこそ、身につきやすく、記憶にも残ります。
● Confidence(自信:レベルに合ったアウトプット)
学習者のレベルに合わせて、徐々にアウトプットの量を増やす構成になっています。
無理なく「言えた!」「伝わった!」を積み重ねることで自信が育ち、自然と会話にも積極的になれます。
● Satisfaction(満足感:使える手応えを実感)
レッスンの最後には、学んだ表現を実際に使う場面が必ず用意されています。
日常で使える力が増えると達成感が高まり、「次のレッスンも楽しみ!」という気持ちが生まれます。
CEFR準拠の10レベル × 20レッスン。初心者から上級者まで対応
日常英会話クラスは、CEFRレベルに基づいた
10段階 × 各20レッスン=全200レッスン で構成されています。
● 初級(PRE-A1〜A2+)
- あいさつ、買い物、簡単なやり取り
- 生活に必要なシンプルな表現を中心に学ぶステージ
● 中級(B1〜B2+)
- 予約、要望、日常のトラブル対応
- 電話対応や状況説明など、少し複雑な会話も扱う
● 上級(C1〜C2)
- 意見交換、比較説明、文化紹介
- より抽象的・高度なトピックにも対応できる力を育てる
各5レッスンごとに「レビュー回」があり、直前の内容をまとめて実践することで、
理解 → 応用 → 定着 の流れが自然に作られるよう設計されています。


レッスン例:「趣味について話す」回ではこんな練習をします

日常英会話クラスでは、ひとつのテーマを段階的に深めていきます。
ここでは「Hobbies(趣味)」の回を例に、実際の教材で扱われる内容を一部ご紹介します。
① Attention:写真を使ったウォームアップ(2 mins)
レッスンの最初は、写真を見ながら “答えやすい質問” でウォーミングアップします。
例:
- “Do you know that football is the most popular hobby in the world?”
- “Do you know that many people in South Korea enjoy karaoke as a hobby?”
この段階では正確さより 英語で反応すること が目的。
ゆるく英語モードに入れるパートです。
② Relevance:自分の生活とつなげる質問(3 mins)
次に、話題が “自分自身” に移ります。
普段の生活で本当に使う会話に近い質問が中心です。
例:
- “Do you have a hobby after work or on weekends?”
- “Is it sometimes difficult to explain your hobby in English?”
ここでは「確かにある!」と感じる質問ばかりなので、
自然と英語が自分の生活と結びつきます。
③ Confidence:語彙・フレーズの確認と短いアウトプット(4 mins)
このパートでは、実際の教材に出てくる単語・フレーズを確認します。
🔸 Words(音声つき)
- collect(to gather things)
“I like to collect stamps.” - exercise(to do physical activity)
“I exercise at the gym every weekend.” - interested in
“I’m interested in cooking Japanese food.”
🔸 Phrases
- My hobby is _____.
- I’m interested in _____.
- I like _____.
🔸 Short Practice
シナリオに沿って短く答える練習をします。
例:
You meet a new coworker.
- “My hobby is hiking.”
- “I’m interested in photography. What about you?”
「言える」「伝わった」と感じやすい、成功体験の作りやすいパートです。
④ Satisfaction:日常に近いシナリオで会話(8 mins)
最後は、生活に近い状況でじっくり会話します。
教材では写真が提示され、リアルな会話をイメージしやすくなっています。
例:
Scenario: You are chatting with a friend at a café.
Questions:
- “What hobbies are popular in Japan now?”
- “What hobby makes you feel relaxed after work?”
- “Who do you usually do your hobby with?”
ここでは、これまで学んだ表現を 自由に組み合わせて話します。
「実際の生活でも使えそう」と感じる瞬間が多く、達成感につながります。
英語が定着する3ステップ学習法

より効果的に学ぶために、日常英会話クラスでは以下の3ステップを推奨しています。
① リハーサル(Input:10〜15分)
- 前回のフィードバックを確認する
- 不明な単語や表現をチェック
- 単語の音声を聞き、発音・イントネーションを練習する
- Question に対する回答を準備し、実際に話す場面をイメージしながら答え方を考えておく
② レッスン(Output:25分)
- ロールプレイや質問で実践的に話す
- 講師の提案表現を積極的に取り入れる
- 会話の流れを意識しながら、使える表現を増やす
③ レビュー(5分)
- フィードバックの振り返りを行う
- 理解が曖昧な部分を再確認する
- レッスンで学んだ正しい表現方法を声に出して練習してみる
このサイクルを繰り返すことで、
「知識として知っている英語」から
「必要なときに自然と出てくる英語」へと変わっていきます。
まとめ:日常の“英語で話せる場面”を増やしていこう
英語は、使う回数が増えるほど伸びていきます。
日常英会話クラスは、生活の中で出会うリアルな場面を想定しながら学ぶため、実用性が高く、習得した表現がすぐに使えます。
「英語で言えた!」という小さな成功体験は、継続の大きな原動力。
日常の中に英語を取り入れる第一歩として、ぜひ日常英会話クラスを活用してみてください。


