【第10回】完璧じゃなくても大丈夫!英語学習を楽しんで続けるためのマインドセット

英語学習をしていると、多くの人が一度はこう思います。

  • 発音を間違えたら恥ずかしい
  • 文法が完璧じゃないと話しちゃダメな気がする
  • 今日は疲れているから学習できなかった…自分にがっかり
  • 他の人はもっと上手なのに、私は全然話せない

真面目な人ほど「完璧にやらなきゃ」と考えてしまいがちですが、実はこの完璧主義こそが継続の天敵です。
英語は“正しいか間違いか”だけで判断されるものではありません。

実際に英語を話せるようになった人に共通するのは、

  • とにかく使ってみる
  • 間違いを恐れない
  • できない日があっても気にしない

という柔軟なマインドです。

「間違いは成長のヒント」と捉える

英語学習において“間違い”はマイナスではありません。
むしろ、次に伸びるポイントを教えてくれる最強のヒント です。

  • とっさに言葉が出なかった
  • 文法を間違えた
  • 発音を聞き返された
  • 上手く伝わらなかった

これらはすべて「改善ポイントが見つかった」という前向きなサイン。

オンライン英会話のように、生のコミュニケーションの場では、
間違える → 修正される → 次に言えるようになる
という循環こそが上達の基盤になります。

間違いを避けるより、間違う経験を積む方が速く伸びる のです。

「できたこと」に目を向ける習慣をつける

英語を勉強していると、できないことばかりに意識が向いてしまいがちです。

  • この単語まだ覚えられていない
  • 聞き取れない表現がある
  • 今日のレッスンは上手くいかなかった
  • ネイティブみたいに話せない

しかし、成長を感じるために大切なのは
“できないこと”ではなく、“できたこと”を見ること。

例えば…

  • レッスンをキャンセルせずに受けられた
  • 昨日より長い文で話せた
  • 新しい単語が一つ聞き取れた
  • 講師に褒められた
  • 恥ずかしさより「話してみよう」が勝った

こうした“小さなできた”を集めることが、英語を楽しむための大切なエネルギーになります。

自分にもっと優しくする

忙しい毎日の中で、英語にほんの少しでも触れられたら、それだけで十分すごいことです。

  • 今日は3分しか勉強できなかった
  • レッスンを受ける余裕がなかった
  • 疲れて単語アプリだけしか触れられなかった

そんな日があっても大丈夫。

英語学習は長期戦。
大切なのは“毎日頑張ること”ではなく、
「また明日からやろう」と気持ちを戻せる強さ です。

自分を責めるより、
「忙しい中でよくやった」と自分に優しく声をかけるほうが、続ける力が確実に強くなります。

英語学習は競争ではありません。

  • 誰かより話せるか
  • 間違わずに言えるか
  • 早く目標に到達できるか

そうした“他人との比較”よりも大切なのは、
昨日の自分より、ほんの少しだけ進んでいること です。

言い換えれば、英語学習は
「完璧を目指す人」ではなく、「続けられる人」が最終的に伸びる」 世界です。

そしてその“続ける力”は、完璧主義では育ちません。
適度なゆるさや、楽しさ、好奇心こそが英語学習の原動力になります。

この「英語を続ける力」シリーズでは、習慣化、やる気、時間管理、仲間づくり、時短術、教材選びなど、
英語学習を続けるための様々なヒントをご紹介してきました。

でも、そのすべての土台になるのは、
「完璧じゃなくていい」「楽しめればそれで十分」
というマインドセットです。

英語は、できない自分を責めるためのものではありません。
世界を広げるための道具であり、人生を豊かにするスキルです。

どうか、肩の力を抜いて、あなたのペースで続けてください。

英語学習で大切なのは“続けること”。
そして“続けるためには、自分に優しくすること”。

  • 間違えていい
  • できない日があっていい
  • 完璧じゃなくていい
  • 楽しんで続けていけば必ず伸びる

この10回のシリーズが、あなたの英語学習の小さな支えになりますように。