【第5回】オンライン英会話を最大限に活かす!予習・復習のコツ

「レッスン受けっぱなし」になっていませんか?
オンライン英会話は、英語を実際に“使う”ことができる貴重な学習機会です。
しかし、レッスンを受けるだけで満足してしまう という悩みもよく耳にします。
- 受けた後は何もせず終わってしまう
- 翌週になると内容を忘れている
- 新しい表現を聞いてもその場限りで終わる
こうしたケースでは、せっかくのレッスン効果が半減してしまうことも。
一方、英語力を着実に伸ばしている人たちは、
レッスン前後の“ほんの少しの時間”を上手に活用 しています。
短い時間でも予習・復習を取り入れることで、
「理解が深まる」「発話がスムーズになる」「記憶が定着する」
といった大きな違いが生まれます。
予習(リハーサル):レッスン前の10分が効果を決める
「予習」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、オンライン英会話では 10分だけの“軽い準備”でOK です。
▼ 予習のポイント
① レッスン教材をざっと読む
完璧に理解する必要はありません。
流れを知っておくだけで、本番の理解度が大きく変わります。
② わからない単語にマークする
意味がわからない単語を2〜3個メモしておくだけでも安心感に。
余裕があれば辞書でサッと確認しておきましょう。
③ 講師に聞かれそうな質問に“自分なりの答え”を用意する
例:Small Talk クラス
「What did you do yesterday?」
→ 1文だけでOK:「I went shopping with my family.」
考えておくことで、レッスンの最初の一言が出やすくなります。
④ 話したい話題や単語を1〜2個だけ調べておく
「今日は仕事の話をしたい」
「旅行の話題を広げたい」
そんなときは、関連単語を一つだけ調べておくと、話がスムーズに進みます。
【予習の効果】
- 緊張が和らぐ
- レッスンの理解度が上がる
- 発話がスムーズになる
- 「準備してきた」という自信が生まれる
レッスン前の10分は、レッスン全体の質を底上げしてくれる大切な時間です。
復習(レビュー):学んだ表現を“本物の自分の言葉”にする
レッスンは、一度受けただけでは定着しません。
大切なのは、レッスン後の短い振り返り です。
復習はどれだけ短くても効果があります。
ポイントは「完璧にやる」のではなく “記憶が消える前に触れる” こと。
▼ 復習のポイント
① 新しく覚えた単語・表現を書き出す
1つでもOK。
特に「良い言い回しだな」と思った表現は、自分のノートに残しておくと再利用しやすくなります。
② 言えなかったこと・講師に修正された表現を記録する
レッスンでつまずいたポイントは伸びしろの宝庫。
そのままにするのはもったいない!
- 言えなかった語彙
- 文法が迷った部分
- 講師に直された英語
これらをメモすることで、次の成長につながります。
③ 3日以内にもう一度使ってみる
“使う”ことで記憶が長期保存に切り替わります。
- 次のレッスンで使う
- 日記に書く
- つぶやき英語で声に出す
アウトプットは復習の中で最も効果が高い行動です。
【復習の効果】
- 記憶が定着しやすくなる
- 自分の弱点が明確になる
- 次のレッスンがもっと楽になる
- 英語力の成長が実感しやすくなる
レッスンの後の5分が、学習成果を何倍にも伸ばしてくれる時間です。
レッスンの質を高めるための“習慣”づくり
予習や復習は、最初は面倒に感じるかもしれません。
しかし、「レッスンのたびに10分予習・5分復習」が習慣になれば、
確実に英語力は伸びていきます。
おすすめは次の3つ。
① 学習記録アプリでログを残す
連続学習日数が伸びるとモチベーションが上がります。
② 週に1回だけ振り返る時間を作る
日曜の夜など、5分だけ1週間をまとめて振り返りましょう。
③ ノートは“完璧に書かない”
走り書きでOK。
「残す」ことが目的なので、見た目にこだわる必要はありません。
まとめ:「話す」だけで終わらせない
オンライン英会話は、英語を話せるようになるもっとも効率の良い学習法の一つです。
しかし、レッスン前後のたった数分の工夫で、効果は驚くほど変わります。
- 予習で理解度と発話をスムーズに
- 復習で記憶を定着させ、自分の英語にする
- 習慣化でレッスンの質を底上げする
次回は、学びを楽しく続けるために欠かせない
「仲間の力」や「環境づくり」 について紹介します。
あなたの英語が、もっと楽しく、もっと自然に伸びていきますように。


