【第4回】小さな目標が継続のカギ!英語学習のゴール設定術

英語学習において、目標を持つことは継続の大きな原動力 になります。
しかし、「英語を話せるようになりたい」「もっとスムーズに話したい」といった漠然とした願いだけでは、日々の行動につながりにくいものです。

続いている人に共通するのは、
“何を”“どれくらい”“いつまでに”“どうやって”やるのか
といった具体的な目標を持っていること。

本記事では、その中でも特に実践しやすく、成果が出やすい「SMARTゴール」の作り方を紹介します。

SMARTは、次の5つの要素の頭文字を取った、世界中で使われている目標設定のフレームワークです。

S(Specific:具体的)=はっきりと言語化する

例:
「オンライン英会話で、自己紹介をスムーズに言えるようになる」

「英語を頑張る」では曖昧ですが、言語化すると行動に変わります。

M(Measurable:測定可能)=達成度を数字で把握できるようにする

例:
「自己紹介の5つのフレーズを覚えて、レッスンで使えるようにする」

数や量で進捗が見えると、達成しやすくなります。

A(Achievable:達成可能)=現実的なラインで設定

例:
「1日5分、2週間練習する」

理想ではなく“できること”を基準にするのがポイント。

R(Relevant:価値と目的に合っている)=今の自分に必要な目標か?

例:
「レッスンで必ず使うフレーズを中心に練習する」

本当に必要な英語に絞ると成果が出やすくなります。

T(Time-bound:期限がある)=いつまでに達成するかを決める

例:
「今月末までに習得する」

期限があると人は自然と行動しやすくなります。

この5つを組み合せると、
「具体的で、行動に移しやすく、達成感が得られる」
強い目標が完成します。

大きな目標は確かに魅力的ですが、遠すぎると途中で心が折れやすくなります。
そのため、まずは “今日・今週で達成できる小さなゴール” を設定するのがおすすめ。

例えば…

  • 今週は新しい単語を3つ覚える
  • 次のレッスンで1回、質問してみる
  • 毎日1分だけ英語アプリを開く
  • 英語で自己紹介の1フレーズだけ練習する

こうした“小さな成功体験”は、継続の強力なエンジンになります。


小さなゴールが大きな成果につながる理由

  1. 達成感が手に入りやすい
    → 人はできたことがあるから次もやろうと思える。
  2. モチベーションの波に左右されない
    → 体調や忙しさに関わらず実行しやすい。
  3. 行動が積み重なり、後から大きな差になる
    → 小さな積み上げが英語の土台づくりに直結。

英語学習は“地道な積み重ね”が最も力になります。
そのためにも、達成しやすい小さなゴールは欠かせません。

目標を立てただけでは、行動につながりません。
続けるためには、「どれくらいできているか」 を目で見て確認できる仕組みが効果的です。

具体的な見える化の方法

  • チェックリストに〇をつける
  • カレンダーアプリに学習記録を入れる
  • 手帳に一言だけ振り返りを書く
  • 英語アプリの連続学習日数を見る
  • レッスンメモを1週間ごとにまとめる

特に、
「〇が並んでいくカレンダー」
は達成感が強く、習慣化に非常に効果的。

視覚的に“できている自分”を確認することで、
行動が継続しやすくなります。

SMARTゴールを使うことで、英語学習は次のように変わります。

  • 何をすればいいか迷わなくなる
  • 学習のリズムが整う
  • 達成体験が増えて自信が育つ
  • 続けることが自然になる

目標は、一度立てて終わりではなく、
1ヶ月ごとに微調整することで、よりあなたに合った形になっていきます。

英語学習において目標は地図のようなもの。
進むべき方向が明確になれば、迷わず前に進めます。

  • SMARTで具体的な目標づくり
  • 小さなゴールで成功体験を積む
  • 見える化で継続のモチベーションを維持

これらを取り入れるだけで、学習が驚くほどスムーズになります。

次回は、
オンライン英会話レッスンをもっと効果的にする予習・復習のコツ について詳しくお届けします。

あなたの英語学習が、より楽しく、より確実に前へ進みますように。