【第7回】「もうやめたいかも」と思ったときに。心が折れそうな時の対話例

【第7回】「もうやめたいかも」と思ったときに。心が折れそうなときの対話例

読了時間:約5分

英語学習を続けていると、ふとした瞬間にこんな気持ちになることはありませんか?

  • 忙しくてレッスンが負担に感じる
  • 成長している実感がなく、自信が持てない
  • 何のためにやっているのか分からなくなってきた

English Bellのカウンセリングでも、
「実は最近、やめようか迷っていて…」という声をいただくことがあります。

けれど、それは決して珍しいことではありません。
誰もが一度は経験する“挫折のサイン”であり、
そこには「頑張ってきた証」が隠れています。

カウンセラーとの対話の中で、「やめたくなる背景」には共通点があります。

よくある3つの理由

  1. 成果が感じられず、自信を失ってしまう
  2. 自分に合わない学び方で疲れてしまう
  3. 目標がぼやけて、学習の意味を見失う

これらは、やる気がなくなったからではなく、
「方向が見えなくなっている」だけの状態です。
少し立ち止まって整理することで、
もう一度“続ける力”を取り戻すことができます。

① 本音を話して、心の重さを軽くする
「もうやめたい」「つらい」と感じたとき、
まずはその気持ちを言葉にしてみましょう。

English Bellのカウンセリングは、正解を押しつける場ではなく、
あなたの本音を安心して話せる時間です。

気持ちを口に出すことで、
「なぜ最初に始めようと思ったのか」
「どんな瞬間が楽しかったか」
を思い出せることもあります。

誰かに話すだけで、心の中のモヤモヤが整理され、
「もう少し続けてみようかな」と思えることも少なくありません。


② 今のやり方が合っているかを一緒に見直す
「続けること」そのものが負担になっていないか――。
そんな視点から、カウンセリングでは学習ペースやクラス内容を一緒に確認します。

  • レッスン頻度を週2回に減らして、無理をなくす
  • レッスン内容を変えて気分をリフレッシュする
  • 講師やクラスを変えて新しい刺激を取り入れる

頑張りすぎて疲れてしまうと、英語が“義務”に感じてしまいます。
少し余裕を持たせるだけで、再び英語を楽しめるようになることも多いのです。


③ 「続けるかどうか」の前に、“立ち止まる選択肢”を
「続ける」か「やめる」か――。
どちらかを決めなければ、と焦ってしまう方もいますが、
その前に「一度立ち止まる」という選択もあります。

  • 1週間レッスンを休んでリフレッシュする
  • 映画やPodcastで“好きな形”で英語に触れる
  • 再開のタイミングをあらかじめ決めておく

一時的に止まることは、挫折ではなく“再スタートの準備”です。
止まることで、もう一度「なぜ英語を学びたいのか」を見つめ直す時間が生まれます。

カウンセリングでは、たとえばこんな対話が交わされます。

学習者:「最近、英語が楽しく感じられなくて…。」

カウンセラー:「無理に続けようとせず、一度立ち止まるのも大事ですよ。
どんな瞬間に“英語って面白いな”と思ったか、覚えていますか?」

学習者:「そういえば、前に講師と旅行の話で盛り上がったときは楽しかったです。」

カウンセラー:「いいですね。その感覚を取り戻せるように、
次はそのテーマでレッスンを組んでみましょう。」

このように、カウンセリングは「続けなければいけない場所」ではなく、
自分の気持ちを整理して、再び動き出すきっかけをつくる場です。

英語学習に「迷い」や「つまずき」はつきものです。
それは、真剣に取り組んでいる証でもあります。

一人で抱え込むよりも、誰かと話すことで視界がひらけ、
「続け方」はきっと見えてきます。

English Bellのカウンセラーは、あなたの想いに寄り添いながら、
「どうすれば無理なく続けられるか」を一緒に考えます。

やめたいと思う瞬間こそ、新しい始まりのチャンスです。
焦らず、立ち止まって、もう一度“自分のペース”を取り戻していきましょう